アドラー心理学ELM講座

アドラー心理学は「勇気づけの心理学」とも呼ばれ、自分と他者を勇気づけながら、自立と社会との調和を目指す実践的な心理学です。

今回ご紹介する「ELM講座」は、人生の困難を乗り越える力を与える「勇気づけ」に特化した講座です。日本最大のアドラー心理学研修機関であるヒューマンギルドによる、内容・手法ともに信頼のおける講座ですので、安心してご受講いただけます。

この講座は、アドラー心理学の基本的な概念を学び、自ら率先して自分と他者を勇気づける、まさに「アドラー心理学を生きる人」になるための実践的プログラムです。ELM（Encouraging Leaders’ Manual：勇気づけをするリーダーたちのための手引き）は、地面にしっかりと根を張り、青々と葉を茂らせる楡（にれ）の木のように、これからのあなたの揺るぎない自信を象徴しています。

ELM講座の実践を支える、あなたのための追加モジュール！

アドラー心理学は、理論を知るだけでは意味がありません。その理論を実践に移し、日々の生活に溶け込ませて初めて、その効果を発揮します。
しかし、実践には困難が伴います。

• つい感情的になってしまい、建設的な対話ができない
• 勇気づけを頑張りすぎて、失敗した自分を厳しく責めてしまう

といった声がよく聞かれるのは、実践に困難が伴うことを示していると思います。

マインドフルネスとセルフ・コンパッションは、この「実践と定着」を大きく後押しする、強力なスキルです。

私が「頭で理解したアドラー心理学」を「日常生活に生かせるアドラー心理学」に変えることができたのは、まさにこの２つのスキルでした。

スキル	アドラー心理学への貢献
マインドフルネス	「気づきの力」で自分の感情や思考を客観視し、感情に振り回されることなく、建設的な対話を可能にします。
セルフ・コンパッション	どんな自分にも寄り添い支える優しさで自己批判を手放し、「勇気づけができない私」さえも温かく包み込み、再チャレンジの力を与えてくれます。

この独自のハイブリッド講座で、子どもとの関係、パートナーシップ、職場の人間関係、そして何よりも大切な「あなたとあなた自身」の関係を大きく好転させましょう。

国際資格を持つ専門家である私が、MBSR（マインドフルネス・ストレス低減法）とMSC™ (マインドフル・セルフ・コンパッション）のプログラムから、アドラー心理学の実践に最も役立つスキルだけを厳選してお届けします。

講座の進め方とサポ－ト

この講座では、ワークシートやペアになって行うワークなどを通して、アドラー心理学を体験しながら学びます。
「学ぶ→やってみる→振り返る→やってみる」の繰り返しで、アドラー心理学がしっかりと身についていきます。

また、受講期間中はLINEグループ（参加は任意）を活用し、話し合いやシェアをすることで、更に学びを深めていきます。

アドラー心理学を始めて学ぶ方、そして「学んだことはあるけど、どうも実践に移せていない」という方、この機会に私と一緒に、あなたの「勇気の木」を育ててみませんか？

こんな方にお勧めです

つい子供を叱ってしまう・ダメ出しをしてしまう
反抗期の子供にどう接していいのか分からない
職場の人間関係で悩んでいる
パートナーとのコミュニケーションで悩んでいる
自分が好きになれない
自分に自信が持てない
ネガティブ思考に偏りがち
失敗が怖くて前に進めない
人の目、世間の目が気になって苦しい
自分らしく、堂々と生きたい
一緒に学ぶ仲間が欲しい
楽しく学びたい！

受講後、こんなことが期待できます

建設的に自分・他者と関われるようになる
自分・人の言動の背景が理解できるようになる
話の聴き方、自分の意見の伝え方がわかる
自分の感情とうまくつきあえるようになる
落ちこみ・失敗との向き合い方がわかり、乗り越えられるようになる
失敗が怖くなくなる
自分・自分らしさを大切にできるようになる
自分・人を勇気づけることができる

マインドフルネスとセルフ・コンパッションで支えるELM講座内容（全7回）

Session 1（アドラ－心理学）：建設的なコミュニケーションのコツ

さまざまな見方・考え方の存在を認める
人は誰でも、独自のメガネを通して世界を見ています。同じ世界を見ていても、私とあの人では見え方が違っているのです。人それぞれの認知の多様性と、それを理解する方法を学びます。
聴き上手になる
建設的なコミュニケーションには、話すことと同じくらい、「聴くこと」が大切です。話の腰を折る、話半分に聞く…逆の立場になってみたら、不快に感じる聴き方をしていませんか？自分の聴き方を振り返り、よりよい聴き方に変えていきましょう。
言い方を工夫しよう
同じメッセージを伝えるのにも、相手の心に届く言い方と、届かない言い方があります。届かないだけではなく、相手との関係を悪化させる言い方も…。ここでは、相手を傷つけず、建設的に主張する方法を学びます。

Session 2（マインドフルネス）：「気づきの力」で「反応する私」から「対応できる私へ」

マインドフルネスとは何か
簡単なエクササイズを通して「今ここに気づいている」という体験をします。マインドフルネスを「体感」しましょう。
ストレスの仕組みを理解する
イライラ・モヤモヤが生まれる仕組みを理解ます。心の「あおり運転」に気づき、感情を調整する秘訣を学びます。
マインドフルに聴き、話してみよう
自覚的に対話するマインドフル・コミュニケーションを学び、実践します。

Session 3（アドラ－心理学）：自分を知り、自分に優しくしてみよう

感情と上手につきあう
感情の中でも「怒り」について掘り下げながら、その仕組みを学び、怒りに振り回されない自分を目指します。
自分のスタイルを明確にする
今の自分の思考・感情・行動のスタイルを知りましょう。アドラー心理学的な「性格」へのアプローチを学びます。
セルフ・トークを意識する
自分へのダメ出し（頭の中のモノローグ）に気づき、建設的なものに置き換えるテクニックを身につけます。

Session 4（セルフ・コンパッション）：「勇気づけができない私」を丸ごと包み込もう

セルフ・コンパッションとは何か
セルフ・コンパッションの大切な3つのコンセプトを知り、「ダメな自分」さえも優しく支えるポイントを学びます。
自分にやさしくする方法
しんどい時にいつでもどこでも簡単にできる、やさしさの実践エクササイズをご紹介します。日常生活中に自分への優しさを積極的に取り入れていきます。
自己批判との向き合い方
自分を厳しく責める「批判的な自分」とはどんな自分なのでしょう？「厳しい自分」との建設的な向き合い方を学び、自分責めを止めていきます。

Session 5（アドラ－心理学）：自分の人生の舵を握っているのは、素敵なあなた

目的を意識する
アドラー心理学では、どんな行動にもその目的があると考えます。いわゆる「問題行動」の裏にはどんな目的があるか理解できると、問題解決への糸口がみつかります。アドラー心理学独特の、行動に対するアプローチを学びましょう。
自分の人生を引き受ける
過去ではなく、今ここから始まる人生を切り開く、人生の主役であることの重要性を学びます。
自分の良さを再発見する
あなたの魅力を、一緒に学ぶ仲間にみつけてもらいます。あなたの知らない、素敵なあなたを見つけて自分を勇気づけましょう。

Session 6（アドラ－心理学）：人生の海に力強く漕ぎ出そう

当たり前の価値を再認識する
「できて当たり前」「やって当たり前」…日常に「当たり前」が増えてくると、感謝の気持ちも減り、「出来ていないこと」に目が行きがちです。「当たり前」にフォーカスする習慣をつけ、どんな小さなことでも「できていること」を認め、勇気づけにつなげていきます。
物事を前向きに考える
アドラー心理学の「前向きに考える」は、「能天気な楽天性」ではありません。目の前の現実にしっかりと向き合い、それがどんなにネガティブに見えても、未来に向けて行動し続ける力を持つことです。失敗や挫折との向き合い方を学びます。
勇気づけをする
「勇気」とは、困難を乗り越える力、「勇気づけ」とは、その力を与えること。自分自身を信頼し、可能性を信じ切ることです。自分と他者への勇気づけの実践方法を学びます。

Session 7（セルフ・コンパッション）：人間関係の痛みを癒し、心のバランスを取ろう

人間関係で生まれる痛みを理解し、癒す
勇気を出して人間関係に踏み出しても、理解されない、裏切られるといった心の痛みを体験するのが現実です。そんな心の痛みを和らげるのがセルフ・コンパッションです。人間関係が分断されるような苦しみへの寄り添い方を学びましょう。
繋がり過ぎるが故の苦しみとの向き合い方
子育てや介護など「接点があり過ぎる」ために心も身体も疲れてしまうことがあります。勇気づけを頑張りすぎてしまう時、自分ばかりが犠牲になっている感じがする時、心のバランスを取る方法をお伝えします。